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最近マニフェストという言葉をメディア等でよく聞くようになったと思います。

そのマニフェストで民主党が掲げている「高速道路の無料化・自動車関連の暫定税率の廃止」という内容がありますが、
今日はそれが実施された場合どうなるのかを、Ecoな視点から見たいと思います。（夏休み明けの久々の出勤なのでまじめな内容でお送りしたいと思います。）

・･･結論から言うと、以上のマニフェストが実施された場合、二酸化炭素（ＣＯ２）の排出量が年９８０万トン増えるとの試算をシンクタンクがまとめたそうです。

この980万トンを一般家庭の年間排出量に換算すると約180万世帯分に相当…
「1000円乗り放題」という現在の状況から比べても、さらに4倍だそうです。

この試算によると、高速無料化と暫定税率廃止が実施された場合…

自動車の輸送量　２１％
鉄道の輸送量　　 36％
航空機の輸送量　11％

と公共交通機関の利用が軒並み減るという結果ということに

ちなみに他の政党の高速道路についてのマニフェストを調べてみると…

自民党…触れていない（高速無料化・暫定税率廃止ともに）
公明党…休日の高速「千円乗り放題」の継続
社民党…暫定税率廃止を公約として記載、高速道路の無料化については触れず

１２日の党首討論では、麻生首相が
「石油の消費が増えて環境には悪くなる」
と民主党の公約を批判すると、鳩山代表は
「必ずしもＣＯ２（排出量）に大きな悪影響を及ぼすということではない」と反論したそうです。

また、高速料金の値下げや無料化などは温暖化対策に逆行するとして、環境ＮＧＯ
は強く反発しているようで…

「無料」という言葉は聞こえが良いように思えます…しかし、環境面かたみたり、はたまた無料にするために税金はどうなるの？などを考えてみると「タダ」ほど怖いものはないのかも知れませんね

今日は終始まじめな内容でお送りしましたので、次回はもっとお気楽な内容で攻めたいと思いますよ。